
yhs 46th PLAY
「95(キューゴー)」
作・演出/南参
2025.8/30土〜9/6土
1995年年、札幌。ボランティアサークルの集まるプレハブには多くの若者が集まって活動していた。その中に、男性メンバーと付き合ってはすぐに別れるを繰り返す「梶」という女性がいた。別れる理由もはっきりせず、振り回された男たちは戸惑いといら立ちを隠せないでいた。 ある夜、元カレの一人だった高田はプレハブ前でサークル代表の山岡に現金を手渡し、それと引き換えにプレハブの鍵を受け取る。ドアの向こうで待っている梶と甘くも苦い時間を過ごすために……。
■キャスト
小島彩歌/長澤ニコ/宮下諒平/向山康貴/佐藤亮太
その他、ダブルキャスト出演予定
脚本家・演出家
yhs
30年前、日本は大変なことになっていた。未曽有の大地震と、化学兵器によるテロリズムと、コギャルたちの行進によって大混乱に陥っていた……はずだ。もし現代のようにSNSやインターネットが普及していたら、自信を持って言えたはずだ。でも、そうじゃなかった。札幌にいた僕は、テレビでそれをのほほんと眺めているに過ぎなかった。
自分の目の前には演劇部で全国大会を目指しながら、片思いのあの娘と結ばれたいということしかなかった。それが全てだった。どんな大学に行って、どんな大人になるかなんて考えられなかった。見えているわけがなかった。それが18歳の僕だった。
この物語は、1995年の札幌の若者たちの姿を、あの頃の音楽とファッションと共に浮かび上がらせようというお節介です。切なくてバカバカしい若者たちの姿を見に来てください。
若者が集うあるボランティアサークルの中の悲喜劇を実に巧みに描いて秀逸でした。「青春へのほろ苦い挽歌」といったところでしょうか。
95年ってこんな殺伐とした年だったけーと思いました。阪神大震災とオウムかー。 過ぎ去った思い出はなんとなく美しくなっているものなのかも。
修羅場の緊張感とギャグが絶妙にブレンドされてて、ドキドキしつつ爆笑しました。
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